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はじめに

しつけ方法に関し、わんちゃんが可愛そうと言う内容が記載されてる事が御座います。

 

わんちゃんとは家族であって従順な犬である必要はないと思われている方も居るでしょう。

私自身も、そう思いますし、私の愛犬も決して名犬ではありません。

可愛いから許しているという現実も多く存在します。 もしも飼い主様がそう思うならそれで十分でしょう。

 

しかし、現在、捨てられる犬が多く存在します。

捨てられたり、虐待される理由に「馬鹿犬だから・・・」と言う内容も聞く事があります。

子犬時代に可愛いからと、なんでも自由にさせておいて、急にしつけしようと思ってもわんちゃんは 戸惑うでしょう。 もしも賢い犬を求めるなら、子犬の時からしっかりしつけて下さい。 なんでも可愛いから許すと言うなら、一生許してあげて下さい。 しつけだから怒る、叩くという必要はありません。 誉めてあげたり、無視することで解ってくれる事もあります。

 

ブリーダーは、子犬が産まれる時は、数日徹夜になる事もあります。 朝起きて子犬が大丈夫かと心配で一番に犬舎に見に行きます。 お渡しする時は、泣くのを我慢しお渡しするのです。

そんな子犬を引き継いで飼育頂き、飼い主様と子犬が幸せになって頂ければとしつけ方法を作成致します。 読んで頂き、理解した上で、飼い主様の家庭にあった飼育方法検討下さい。

  

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名犬は生後6ヶ月が大切

「三つ子の魂100まで」とのことわざありますが、わんちゃんは最初の6ヶ月が大切です。

泣いたから甘やかした、可愛そうだからゲージに入れない等の自由を与える事により子犬優先の生活が 始まります。 飼育当初はゲージに入れて飼育頂き、朝晩30分を目処に遊んであげて下さい。

それ以外は泣いても出さないのが基本です。

次第に慣れてきたら、出す時間を増やしてあげて下さい。 おもちゃで遊んでいる時も、子犬と取り合いになる事が良くあります。 子犬におもちゃを取られたら、子犬は勝ったと勘違いします。 取り合いになったら取られないようにし、別の形で与える様にして下さい。

 

散歩等が可能になっても、出かける時は人が先に出て、わんちゃんが後から出る。

そんなちょっとした事が人が優先と教える事になります。 散歩中もリードを長くせず、人の横に歩く事を教えて下さい。

外の世界は珍しい物が多く、色々な物に興味を持ちますが、飼い主さんが話しかける等の工夫により 子犬の興味を人に向け行動を制限できます。

何歳までしつけ可能ですかと質問を良く受けます。 人間同様、何歳でも勉強します。

良い事、悪い事、日々勉強しますので、遅い事はありません。

しつけはじっくり時間をかけ、わんちゃんに向かい合って頂く事で日々成長します。

  

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しつけのポイント

[ 言葉を決める ]

お座り一つにしても「お座り」「座れ」「シット」等、言葉が違えば犬は混乱してしまします。
家族みんなでしつけの言葉を決めておきましょう。

 

[ しつけの時間は毎日少し ]

熱心なあまり、長時間のしつけは意味がありません
犬の集中力は15分〜30分程度です。毎日少しづつ欠かさずに行いましょう。
しつけの後は楽しく遊んであげて下さい。

 

[ 飼い主がしつけに対し知る事が肝心 ]

犬の習性やしつけを知る事が一番肝心な事です。犬は主従関係を重んじる生き物だという事は有名です。
  ・犬のおもちゃで注意を引き、眼が合ったら誉める。
  ・犬のおもちゃを取り合いになったら絶対渡さない。(取られるのではなく、与える)
その様な日々の生活で主従関係を教え、しっかりとしたリーダーシップが必要です。

 

[ 言葉と行動の関連づけ ]

必ず行動の時に「おすわり」等決まった言葉を発して、出来たら誉めて下さい。
それにより、誉めて貰いたくて、決まった言葉を聴くと連鎖的に行動に移します。

 

[ 誉め方 ]

上手に出来たら思いっきりオーバージェスチャーで誉めます。高い声で誉めてあげると犬は喜びます。

 

[ 怒り方 ]

「イケナイ!」等、短くはっきりと伝えます。低い声でしっかり怒ります。
中途半端に怒ると、遊んでもらってると勘違いしますので気をつけて下さい。

  

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おすわり

おすわりは、好きな物(おもちゃ、お菓子等)を鼻の頭から頭の上の方に「おすわり」と言いながら移動します。 犬が目で好きな物を追っていくれば自然とお座りします。

これは犬が顔を上げると骨格の形成上、お座りすると言う体の構造を利用します。

落ち着かないわんちゃんはリードを使っておすわりさせます。 リードを短く持ち、上に上げながら、お尻を押さえてあげます。 その時に「おすわり」と言いながらやって下さい。

それでもお座りしない子は後ろ足を前に折ってお尻を押さえて下さい。

なんどか、おすわりと言いながら繰り返す事で、覚えます。 どの方法も出来たら必ず誉めてあげて下さい。

  

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ふせ

おすわりが出来たら、今度はふせですね。 ふせは落ち着いて見えますので周囲に安心感を与えます。

おすわりの状態から、好きな物(おもちゃ・お菓子等)を鼻の頭から下に遠ざけるように下げます。

この時、好きな物を追ってくれば自然と伏せの体制になります。

人が補助する時は、伏せの状態から、犬の後ろから、かぶさるようにし、犬の前足を前に伸ばしてあげます。

リードで教える時は、伏せの状態から、リードを短く持ち、下に下げます。

犬の姿勢が下がればリードを前に引き、背中を軽く押してあげます。

この時「伏せ」等の言葉を用いて行動との関連付けをして下さい。

  

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待て

おすわり、ふせが出来れば次は待てですね。

犬をリードで何かに繋ぎ、おすわりかふせさせます。

そのまま「待て」と言いながら少し離れて様子を見ます。

犬が動かずに待てれば誉めます。 犬が動けば最初からやり直しです。 少しずつ時間を長くしてあげて下さい。

  

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来い

「来い」は、迷子になった犬を呼びせられる大切なしつけです。

「待て」と言って犬から離れ「来い」と言いながら呼び寄せます。 来たら思いきり誉めて下さい。

「待て」のしつけが出来ていない子は、誰かに犬を持ってもらい「来い」と呼んでください。

「来い」のしつけは誉めると同時に、思いっきり遊んであげる事により、飼い主が楽しい、安心出来ると言う信頼関係を作る事が必要です。

  

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泣き癖

アパートやマンションで飼育の方で泣き癖に関して非常に気にされる方が多くおられます。

泣き癖は甘えでもあり、泣けばかまってくれると解ってるので泣いているのです。

ゲージに入れている時に泣くから出したと言うのが一番の泣き癖を助長します。

泣いている時は無視して頂くのが一番の方法です。

 

犬が鳴くのは「興奮」「不安」「催促」が考えられます。 何故泣くのか観察頂き、泣いても無駄と教える事が泣き癖の一番の対策であり、可愛い子犬の時から そう教える事で大きくなった時、飼育しやすい賢い子犬になります。 初めての散歩の時等、他の犬に良く吠える子も居ます。 これは不安から来る、攻撃性です。

他のわんちゃんに協力してもらい、少しずつ慣れさし、社会性を勉強させます。

  

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トイレのしつけ

トイレはゲージの中に設置する方が一番多いです。

これは長時間外出にも、犬がトイレを我慢する事がないから便利です。

しかし、ゲージ内では、犬がオシッコやウンコを踏んで汚れる等の問題も発生します。

場所はよく考え設置して下さい。

 

ゲージでトイレ教える場合は、全面にシート引いて下さい。

トイレの場所が決まってきたらシートの敷いている面積を減らしていくと良いです。

子犬は場所を覚えますので最初はゲージの場所を変えない方が良いです。

寝起きや食後はまずおしっこする可能性高いです。 直ぐに出さずに少し様子を見てからゲージから出してください。

 

トイレのサインは、臭いを嗅いだり、ソワソワします。 サインを感じたら直ぐにゲージにいれてあげて下さい。

その時「オシッコは?」等声を、かけてあげると、声に反応する様になります。 おしっこした時は、思いっきり誉めてあげて下さい。

 

トイレシート交換の時は、おしっこしたシートに新たしいシートを押して、臭いを付けます。

失敗した時は消臭スプレーでしっかり臭いを取って下さい。

 

トイレの設置場所 玄関、台所、ドア付近、テレビの近く等、落ち着かない場所には設置しないで下さい。 窓の無い廊下や、暗くて寒い場所、湿気の多い所も犬が近づきたがらないので避けます。

家族の目の届く風通しのよい場所が良いでしょう。 ゲージ外にトイレ設置する時は、ダンボール等で入り口を作って設置すると、場所を理解しやすいです。 材質にプラスチック(衣装ケース)等を使うと男の子で足を上げても安心です。

  

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車酔い

わんちゃんも車酔いする子が居ます。 子犬の時から車に慣らすのが一番です。

もしも、車酔いする子だと解ったら、少しずつ車にならしてあげて下さい。

酔ったら車を止めて休憩し、また走る。 その日常の繰り返しでわんちゃんは車に慣れてきます。

最初から遠方にドライブ考えず、まずは近場でドライブして下さい。

あまりに車酔いのひどい子は、病院にて酔い止めのお薬もあります。

  

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